二世帯住居について考える

こんにちは、エスプリホームのわかきだです^^
家作りに関するお役立ち情報を月2回配信していく連載、7回目です。

今回は「一緒に暮らす、二世帯住居について考える」です。

新築の際にご両親との同居のはなしが出ることもあるのではないでしょうか?
一口に2世帯住居といってもいろんなパターンがあることをご存知ですか?
ポイントは「どこまでを共有するか」になってきます。

共有するか検討するのは主にこの4つです。

・玄関
・キッチン
・お風呂
・トイレ

上記4つをすべてそれぞれの世帯が完備する場合には「完全分離型」の2世帯住居になります。
この完全分離型にも1階と2階と上下で生活空間を分けるタイプと階段を挟んで右側と左側というように左右で生活空間を分けるパターンがあります。
お互いがプライベートを確保しながら生活が出来るという点が一番のメリットになります。
将来を見据えて、売却を考えた時にも一部共有の2世帯住居に比べて買い手や借り手を見つけやすいのもメリットになります。
一番のデメリットはやはりコストの問題です。
費用に関してはほぼ同じ敷地に2軒の家を建てるのと同じと思ってください。
ただし、相続における税金面での優遇措置が広がった為、一定の条件を満たしていれば「小規模宅地等の特例(亡くなった方が自宅として利活用していた土地は、2割の金額で相続人が相続できる)」が適応されるようです。
ちなみにこちらの特例は「完全分離型」の2世帯住居の方が適応されやすいようです。

次に一部を共有する「一部共有型」の2世帯住居です。
一部共有というだけあって、玄関だけが共有だったり、玄関は別々だけどお風呂やトイレは共有などパターンは色々です。
メリットは、プライベートは確保しつつ適度にコミュニケーションをとれる距離感で暮らせることとコストが完全分離型に比べ一部共有することで削減できることです。
逆にデメリットは価値観や生活スタイルの違いからストレスを感じる可能性が高まることになります。

最後に「完全同居型」の2世帯住居です。
こちらは完全同居型というとおり、それぞれの個室のみ確保して後の設備は全て共有して使うパターンになります。
夫婦共働きの忙しいご家族の場合、ご両親のサポートをもっとも受け取りやすい点がメリットになります。
また、コストに関しても、ほぼ単独世帯の戸建と変わらずに建てることが可能になります。

最後にこれから2世帯住居を検討される方に知っておくとお得な補助金をご紹介します。

・地域型グリーン化事業
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
・すまい給付金

今回も文字ばかりになってしまいましたが、みなさまが家づくりを楽しめるようにお手伝いをしていきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。